県北・福島被災地支援活動へのご協力のお願い が届きましたので転記して掲載させていただきます。

  2011年3月17日
県内NPOの皆さんへ
県北・福島被災地支援活動へのご協力のお願い
認定NPO法人茨城NPOセンター・コモンズ
代表理事 斎藤 義則      

皆様におかれましては、余震、ガソリンの不足、原発事故がつづくなか、事業の再建に努力されていることと存じます。本当にお疲れ様です。そうした中でも「今まさに大きな困難に直面している被災地域に対してNPOとして協力したい」との申し出をいくつもいただき、また、すでに活動されている団体もあるかと思います。
コモンズでは、全国の震災ボランティア組織、県内のSRネット(経済団体・労働組合・生協・マスコミなどで構成)、フードバンク、行政、社協、そして県内のNPOの皆さんとともに継続的な支援活動ができる体制づくりに震災翌日から取り組んでいます。
 コモンズが今、検討している支援は、標記にあります【県北といわき市の被災地への支援(メインは物資輸送と人が移動しやすくするためのルートづくり)】です。北茨城市などは、海沿いで津波被害が多いほか、電力は回復したものの食糧やガソリンなど必要な物資が届かず大変困難な状況にあります。
 そのような中、ようやく現地のNPOウィラブ北茨城と、いわき市で支援活動している、いわきNPOセンターと連絡が取れ現地のニーズを把握できました。いずれも受け入れ態勢があり、ここを拠点にすれば、物資が届きにくい福祉施設などへの支援ができます。
県外の災害支援組織は岩手、宮城に目が向いています。常磐道でいける県北といわき市こそ茨城の仲間で支援すべきと考えます。しかし支援活動については次の2つがネックになっています。

 1 北茨城・いわき市まで渋滞をさけて北上する交通ルートと燃料等の確保
 2 原発事故が進行中であることによる現地に近付くリスク

 2は状況を見極める必要がありますが、一定の安全性が確保できた時点で行動に移せるように、まず1について、企業にも協力を呼び掛けながら取り組みたいと思います。
 高速道路使用の許可と燃料の確保という問題がクリアできれば、被災地で耐えている人と、応援したいと思っている市民や企業をつなぐこともできます。
 いわき市まで届ければ、磐越道経由で福島の他の地域にも支援ができます。福島からは原発付近の住民の避難が広がると思われます。この受け入れは大規模になるので基本は自治体の仕事になりますが、障害があるなど、特別の事情のある人の避難受け入れに関して、いわきNPOセンターから茨城のNPOに協力依頼が来る可能性もあります。

現時点で考えられる支援活動としては、次のことがあります。このような支援活動について、皆様のお考えや、協力できそうなことをお知らせいただきたいと思います。

① ガソリン(被災地内と被災地との往復の分)灯油(暖房用)の確保
(例 10リットルずつでも、多くの人・団体が出し合う、など)
② 物資などの運搬、車両・運転手の提供
③ 物品の提供(米、おかず、副食品、紙おむつ、水なしシャンプー、缶詰、風邪薬、防寒具、カセットコンロ、簡易レインコートなど)
④ 農家から提供される野菜の収穫や物資積み込み作業の手伝い
⑤ 福島などから避難する要援護者の一時受け入れ
⑥ カウンセリング、通訳、マッサージなどの専門的サポート
⑦ 上記活動を応援する募金
⑧ 上記活動に協力する人・団体のよびかけ

 なお、原子力事故により、いわき方面に向かうことには一定の危険性が伴いますので、人の派遣は限定的にならざるをえません。支援の方法やタイミングは慎重に検討しますが、皆様の協力可能性は早めにお知らせいただきたいと思います。どうぞ、よろしくお願いいたします。

本件に関する連絡先
茨城NPOセンター・コモンズ  県北・福島被災地支援活動係
 TEL:029-300-4321  (横田090-8854-0831 大野080-3367-0782)
 MAIL :info@npocommons.org 支援活動の詳細はhttp://www.npocommons.org

ホープ茨城募金】 震災に取り組む茨城の市民活動支援募金にもご協力を
  (1口千円 何口でも結構です)
 ■郵便振替 00160-7-46911 茨城NPOセンター・コモンズ
  *通信欄に、『ホープ茨城募金』とご記入ください。
 ■中央労働金庫 水戸支店 普通 6776371
  茨城NPOセンター・コモンズ 代表理事 斎藤 義則
 ■常陽銀行 本店 普通 1978796
  特定非営利活動法人 茨城NPOセンターコモンズ 代表理事 斎藤 義則
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