「潮騒ファイザープロジェクト&開設7周年フォーラム参加のお願い」が届きましたので転載させていただきます。

 仲秋の候、ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。私どもが取り組む薬物・アルコール・ギャンブル等各種依存症の回復支援活動については、平素から格別のご高配を賜り、厚くお礼申し上げます。潮騒ジョブレーニングセンターは、全国に約70カ所ある薬物依存症の民間回復施設「ダルク」の関連施設です。各地のダルクと同じように、共通の回復プログラムを通して現在、約70人を超える入寮者がリハビリに励んでいます。過去に反省を加え、薬物やアルコール、ギャンブル等に頼らない生き方をしようと、日々グループミーティングを積み重ねています。将来的には地域社会で働きながら社会復帰できるよう、回復の度合いに応じてジョブトレーニング活動にも励んでいます。さて、潮騒JTCでは今年も公開フォーラムを開催します。今年は、難関を突破して世界的な製薬企業であるファイザー様からの助成を頂くことができ、念願だった職業訓練・就労支援プロジェクトに取り組んでおります。試行錯誤ながら依存症者の職業訓練の受け皿として、地元の支援者の皆さまのご協力により農場を創設し、ここを拠点にして農業分野における就労について可能性を見いだしつつあります。今年のフォーラムでは、前半(午前の部)でそうしたファイザープロジェクトの成果などをご報告させて頂きます。後半(午後の部)はこれまで通り施設の公開フォーラムとして、映像や音楽パフォーマンスを交えた潮騒の多様な活動の紹介と入寮者の体験談などをプログラムに盛り込みます。お陰様で潮騒JTCも少しずつ地域に知られるようになりましたが、依存症への理解についてはハードルが高く、誤解や偏見を持って見られる場面も少なくありません。そのためにも、地域理解や啓発に貢献する公開フォーラムの開催は、潮騒にとって大きな柱となる意義ある活動です。そうした開催趣旨にご理解をいただき、ぜひともご支援くださる皆さま方のご参加をお願いするものです。

日時:2012年11月11日(日曜日)
午前10時〜午後4時30分
会場:レイクエコー(茨城県女性プラザ、茨城県鹿行生涯学習センター)
茨城県行方市宇崎1389http://www.lakeecho.gakusyu.ibk.ed.jp/map.html
電話0299-73-3877
主催:NPO法人潮騒ジョブトレーニングセンター
後援:茨城県精神保健福祉センター茨城県潮来保健所、鹿嶋市、水戸保護監察所、ハローワーク常陸鹿嶋、茨城新聞社常陽新聞新社、NHK水戸放送局、エフエムかしま
※会場は宿泊が可能です。事前に電話でレイクエコーにお問い合わせください。
※食事は会場内のレストランで可能ですが、お弁当を希望する方は潮騒JTCに電話かファクスでお申し込みください。
<午前の部>
ファイザープロジェクトフォーラム〜
9:30 開場
10:00 開会行事(来賓挨拶)
10:15 ファイザープロジェクト報告
10:45 基調講演(宮永耕東海大学准教授)
11:30 体験発表(入寮者、卒寮者)
12:00 プロジェクト支援者報告
12:10 昼食休憩
<午後の部>
潮騒JTC開設7周年フォーラム〜
13:00 横浜・川崎・市原ダルクによる
エイサー演舞(友情応援)
13 : 30 潮騒バンド・オンステージ
14:00 講話(秋元豊・秋元病院理事長)
14:15 仲間の話(入寮者)
14:30 休憩(TBS「報道特集」映像)
14:40 講演(日本ダルク・近藤恒夫氏)
15:30 各ダルク・応援メッセージ
16:00 鹿嶋ふるさと音頭紹介
16:15 栗原豊施設長の謝辞
16:30 閉会
お問い合わせ:NPO法人 潮騒ジョブトレーニングセンター
http://shiosaidarc.com/
〒314−0006 茨城県鹿嶋市宮津台210−10
TEL:0299-77-9099/FAX:0299-77-9091